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昨日は暑かったですね、静岡市内では35℃を超えたようです。
今日もまた快晴、気温がぐんぐん上がっています。
これから盛夏にかけ、気をつけていきたいのが
熱中症対策にくわえて、夏バテの予防や解消です。
こんな記事がありました。
→ 「健康食生活 【第7回】 焼き肉なら牛より豚!
温かい飲みもので夏バテ解消」 (外部サイト)
(ダイヤモンド・オンライン 2011/06/23)
文中には、夏バテの主な原因として
● 冷たいものや生ものの食べ過ぎ
● 汗を多量にかく
● 冷房による体の冷え
● 暑さによる睡眠不足
の4点が挙げられています。
“お茶まわり” でとくに留意したいのが 「冷たいものの食べ過ぎ」 。
暑いとつい、身体を冷やしたくて、また水分補給をたっぷりしたくなり
冷茶などがぶがぶ飲みたくなってしまうのですが
「冷たいものをとり過ぎると胃腸の毛細血管が収縮して
栄養吸収や水分代謝の働きを弱め、体が重だるくなります。」
とのことで、過度ですと身体に負担をかけてしまうとのこと。
緑茶自体がまた、中医学によれば
身体を冷やす性質があるともいわれています。
コーヒーも同様に、冷やす性質があるといわれますね。
冷茶やアイスコーヒーはほどほどがいいかもしれません。
で、この記事ですすめているのが、ホットの ほうじ茶 や 紅茶 。
さらに、生姜やシナモンをプラスするのもよいそうで
「ショウガほうじ茶」 のつくりかたも紹介されていますよ。
冷たいもののとりすぎで胃腸が疲れてしまっているときや
冷房のきいた室内で長時間過ごす際には
ぜひ、温かいほうじ茶や紅茶を試してみてくださいね。
節分の夜には、大豆を炒った 「鬼打ち豆」 をまいたり
年齢の数だけ豆を食べたり。
地域によっては、この鬼打ち豆を入れた
「福茶(ふくちゃ)」 というお茶を飲むということで
今年は真似してみました。
災厄から逃れ、よい一年となることを願って …
福茶の面白いのが、飲まれる地方によって
色々なバリエーションがあることなんです。
写真のように、お茶に鬼打ち豆と 梅干 を入れるのが
どうやら基本形のようです。
これだけだと、お茶事の香煎(こうせん)にも似た
シンプルで軽やかな味わい。
お茶は 煎茶 のほか ほうじ茶 でもおいしくいただけます。
梅干を小ぶりのものにすると、見ためもかわいらしく
おもてなし向きの一杯になりますよ。
さらに、これに結び昆布や
炒り黒豆、山椒の実、みかん の皮なども加える
ちょっとした薬膳スープのようなものまであるとか。
身体によさそうなもの尽くし、どんな味わいなのでしょう。
ちなみに、福茶と似たことばに
元旦の 若水(わかみず) で淹れ、息災を祈っていただく
大福茶(おおぶくちゃ) というのがあります。
実際、鬼打ち豆を入れる以外は似ていますね。