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  • 2016.03.31 Thursday

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モナリザ(三重県伊勢市)製 「サトナカ」

お取り寄せ好きのかたにはよく知られた
伊勢市のカフェ、モナリザさんのクッキーです。

パッケージのみならず、クッキーの素材も、まん丸の形も
いたってシンプルながら味わい深いのです。

こちらの白いパッケージには
御神饌でもある 「塩」 「酒」 「米」 の3種がそれぞれ3枚ずつ。
ベースとなる生地自体は粒度というかきめが細かいのですが
そのなかに、「塩」 は粗挽きの塩や
「米」 はしんびき粉の粒感も引き立って楽しいです。

もうひとつ、今年の夏に発売となったというこちらも。

201209281429000.jpg

「サトナカ Black Sugar」 。
黒砂糖の入ったタイプが9枚入りです。

モナリザのお店の入っている建物が
もとは黒砂糖を貯蔵する蔵だったということから
この商品がうまれたのだとか。

黒砂糖のコクに、生姜の風味も加えてある滋味深さ。
それ以外の砂糖は用いていず、ほどよく抑えた甘みも
後味のふんわりとした品のよさにつながっているようです。

ほうじ茶 によく合いますよ。

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201209031358000.jpg
開運堂(長野県松本市)製 「ピケニケカステラ」
 
真味糖大島白鳥の湖 とならんで
こちらのプレーンなカステラも、お店を訪れたさいによく求めます。

生地は見ためにも比較的きめ細かく
空気の抱かせかたが巧みといいますか、ふっくらとしていて
いざ口に入れて噛みますと
やさしくしっとりと変化するさいの繊細な食感が秀逸と思います。

袋の、南蛮人の素朴なイラストが素敵です。
カステラはもともと、ポルトガル伝来の南蛮菓子がルーツですものね。
このイラストは染織工芸作家の柚木沙弥郎さんによるものとか。
そのかわいらしさでも、昨今注目されている一品です。

「ピケニケ」 とは、ポルトガル語で 「遠足」 の意味だそうですよ。
ちょっとした外出にも気軽に持っていけて
少人数の家族やお遣いものにも重宝な、密封の個包装タイプ。

家庭でのもてなしとはちがい、仕事上の来客ですと
お茶とともにお菓子をすすめても遠慮されるかたも多いため
こうした個装のものはあえて未開封のまま器にのせてお出しします。
長い打ち合わせとなっても表面が乾く心配がなく
また、帰りにさっとお渡しできるのも利点と思います。

コーヒーや紅茶にも合わせたいところですけれど
弊社の日本茶のなかでしたら ほうじ茶 ひより がおすすめです。
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201208060816000.jpg
岡田製菓(秋田県秋田市)製 「なまはげ諸越(もろこし)」

小豆粉の風味が香ばしい、秋田銘菓。
型打ちしたものを乾燥させ、また表面に焼きを入れるという
独特の製法の打ち菓子です。

さまざまな菓子舗が手がける諸越は
味わいのみならず、用いる型による見ための個性もさまざまで
そういった点でも、食べくらべの楽しいお菓子と思います。

ご当地の風物詩、なまはげがモチーフのものは時おり見かけますが
諸越専門店、岡田製菓さんの製するこちらは
リアルすぎずデフォルメしずぎず、ゆるキャラっぽくもなく。
デザインの加減に惹かれて購入してみました。

4つの味の詰め合わせになっていて
上から、焼き目を強くつけたタイプ、抹茶、さらし餡
いちばん下がシンプルなこがしタイプとなっています。
私はなかでも、さらし餡のものが好みです。

いずれも比較的固めですが、口溶けはさらりときめ細かく。

小豆のうまみやコクをしっかりと受け止めて
しかも喧嘩せず、口中で調和するお茶ということでは
お薄 や、蒸しがやや深めの 煎茶 あたりでしょうか。
ほうじ茶 の香味とも相性がいいですよ。
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201207020811000.jpg
末富(京都)製 「たまうさぎ」

うさぎの正面をとらえた、ころんと丸い姿に型打ちした
落雁タイプのお干菓子。

食感がきれいなのです。
全体の粒子が細かいため、舌ざわりがなめらかで繊細。

和三盆糖とお砂糖に
馬鈴薯澱粉、コーンスターチを合わせてあります。
直径が2.7センチほどあって
打ち菓子としては決して小さいほうではないのですが
材料が和三盆糖単体のものにくらべると
口中にのこる余韻は、若干あっさりめでしょうか。

後味の枯淡さとのバランスを思うに
とくに普通蒸しの煎茶くき茶お薄 が合いそうです。

四季を問わず、茶菓として違和感なく楽しめそうな意匠。
今年これから廻ってくる季節とからめるならば
秋の月うさぎ、冬には雪うさぎに見立ててもいいですね。
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末富(京都)製 「琥珀 きらめき」

薄く糖化した、さらさらの表面をさくりとかむと
つやつやに美しい寒天地があらわれます。

寒天製の、いわゆる、艶干錦玉(つやぼしきんぎょく)とか
干琥珀(ほしこはく)といわれるタイプの半生菓子です。
そのよどみないなめらかさは、やはり熟練のなせるわざでしょう。

こちらの琥珀の愉しいところは、なんといっても
加えられた洋酒の風味の、上品な華やかさ。

シャンパーニュ地方のワイナリー、アンリ・ジローの
「ラタフィア・ド・シャンパーニュ」 とのコラボレーションは
内外の文化が出会い昇華されて独特に形づくられてきた
和菓子の歴史を再現したかのような面白さがあります。

やはり日本茶よりも紅茶あたりが無難かな、と思いきや
ラタフィアのもつ葡萄本来のふくよかな果実味が
お薄 にもよく合うから驚きました。

○△□の、いたってシンプルな形状。
愛らしいながら、見つめていると
仙僉覆擦鵑い)がのこしたあの不思議な図も思い起こされて。
(出光美術館の所蔵する こちらの作品 です)

たった数粒のお菓子なのに、まるで公案のように
さまざまな想いがめぐって尽きない
和菓子というものの魅力が多彩に詰まった一品です。
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201205311321000.jpg
鉢の木 七冨久(群馬県高崎市)製 「鉢の木」

ご当地ゆかりの謡曲 「鉢木(はちのき)」 にちなんだ
枯淡にして風雅な半生菓子です。

求肥とも、羽二重餅とも違う、どこか軽みのある食感。

水飴やもち米粉、寒天が主体ですが
そこに卵白も入っていて
いわゆる鳳瑞(ほうずい)というタイプのお菓子ですね。

わりと弾力がありながら、歯切れが比較的よく
口中でごくごく微細な気泡というか空気感をおぼえるような …
あまり食した記憶のない、独特の舌ざわりがあります。

写真左上から、松葉の焼印のものが黒糖の風味。
まん中の桜花が紫蘇、右手前の梅花は柚子です。
味わいは主張しすぎず、甘さも後味も上品。

お薄 はもちろんのこと、上級煎茶 にもよく合います。

201205280847000.jpg

藤原定家の古歌が刷られた掛け紙も洒落ています。


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 ※ ご参考までに、鉢木の物語は…。

 ある雪の夕、下野国の老武士・佐野源左衛門常世のもとに
 道に迷った旅の僧が一夜の宿をもとめます。

 常世はかつて一族の謀反にあったため
 貧しい暮らしを余儀なくされていましたが
 丹精していた梅・桜・松の鉢の木を焚いて暖をとらせるなど
 その旅人に、質素ながら心づくしのもてなしをし
 いざ鎌倉の呼集あらば、いち早く馳せ参じる気概を語ります。

 実は、旅僧に身をやつしていたのは、北条時頼。
 そののち鎌倉から召集があり、まっ先に駆けつけた常世は
 あのときの人物が総大将であったと知ることになります。

 時頼は常世の心がけに喜び、一夜のもてなしの礼として
 梅・桜・松の名にちなむ三領地を与えた、というお話です。

 (七冨久さんの 「鉢の木」 しおりなど参考に要約しました)
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  • 大分のトラピストクッキー
  • 2012.05.21 Monday 15:37

201205211453000.jpg
大分トラピスト修道院(大分県日出町)製 「トラピストクッキー」

修道院でつくられるお菓子には
素朴ながら味わい深いものが多いですね。

トラピストクッキー、といえば函館が有名ですが
浮彫り状になっているデザインが素敵なこちらは
大分のトラピスト修道院のもの。

封をあけると、焦がしバターのような香りがふんわりと漂います。

比較的薄く焼き上げられていて
卵を用いていないからでしょうか
かちっと、しっかりとした歯ざわりが楽しめます。
後味の香ばしさも佳い、ひきしまった印象のクッキーです。

紅茶 やコーヒーのほか
日本茶でしたら ほうじ茶 にも合いそうですね。

通信販売もされているようです。

ちなみには私は、多治見の神言修道院の売店にて求めました。
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  • 八橋蒔絵螺鈿硯箱の缶入りクッキー
  • 2012.04.23 Monday 12:30

週末に訪れた東京国立博物館のミュージアムショップに
気になるオリジナルグッズがありました。

クッキー缶ということなのですが…。

201204231153000.jpg

上面と側面のデザインがそのまま
こちらの博物館の所蔵で、尾形光琳作の
八橋蒔絵硯箱(やつはしまきえらでんすずりばこ)なのです。

ちなみに、硯箱の本物はこちらです。
→ 「八橋蒔絵螺鈿硯箱」
   (東京国立博物館ホームページ 名品ギャラリー)

缶の大きさは、本物よりはだいぶ小さめで
13.5×9.5cmの、手箱サイズ。
ふたを開けると、中面はさすがに金一色でした。

201204231158000.jpg

東京會舘さんの定番のプティガトーの詰め合わせです。

ガトーの組み合わせはふた通りありました。
こちらは4種、計20個が詰め合わされたBタイプ。

1,050円というお値段も比較的手ごろで
東博らしい、こんな東京みやげも楽しいですね。

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金精軒(山梨県北杜市)製 「極上 生信玄餅」

金精軒さんの信玄餅は、素材のよさが実直に感じられて
また、日保ちを長くするための加工をほどこさないところが
個人的には好みだったりします。

お餅に黄な粉や黒蜜をかけて食べるスタイルは
安倍川餅が起源ともいわれていて
静岡との食文化のつながりを感じるうれしさも。

こちらの 「極上」 タイプは
地元産の良質な餅米 「梨北米」 を100%使用するなど
とくに素材にこだわった一品。

定番の信玄餅よりも、ひとつのサイズが大きいのです。
長辺が5センチくらいあって、厚みもしっかり。

砂糖を従来品の半分にしているということですが
お米のもつ甘みが、かめばかむほどじんわりと感じられます。

添えられた黄な粉の風味が実によいので
黒蜜をかける前に、ぜひ
黄な粉のみをたっぷりとまぶしてひと口食べてみてください。

日本茶全般に合うお味と思いますが
玄米茶 の香味は黄な粉とよく調和しますよ。

201204030757001.jpg

4個入りの箱は、こんな感じ。
小さなプラボトルに入った黒蜜が1つと
黄な粉は小分け袋がお餅と同じ数だけ添えられています。

ふたつの直営店のほか
笛吹市の里の駅いちのみやでのみ取り扱いがあるようです。
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塩芳軒(京都市上京区)製 「ふくべ」「梅鶴」

塩芳軒さんのお干菓子は
意匠が控えめながらそこはかとなく文雅で、味わい深く
技術の高さを顕示するようなところがなく
読み解く悦びや見立ての楽しみに満ちています。

こういうお菓子ときちんと添えるお茶を製したい、と
いつも心新たにさせられます。

こちらの、縁起のよい2種の詰め合わせ。

上は、黒糖羊羹に和三盆糖をまぶしかためた 「ふくべ」 。
表面の食感は、かりりとかためです。
複数の砂糖のかもす奥行きのある旨みが
余韻として残る口中の愉しさも格別です。

下の、ころころと小さな粒状のものは
煉りこまれた梅肉の酸味がほどよくきいた 「梅鶴」 。
丹頂鶴の頭の紅色のようすからとった銘だとききます。
時節過ぎですが、梅の未開紅にも見立てがかないそうです。

こちらの詰め合わせ小箱など、一部のお干菓子は
京都駅ビル The CUBEなどでも求めることができます。
普段のお茶うけに、茶事や進物に重宝します。

お薄 や良質の 煎茶 、また玉露と合わせたいところです。

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