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  • 2016.03.31 Thursday

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らくだの涙
らくだの涙』 
監督: ビヤンバスレン・ダバー  ルイジ・ファロルニ
(2003 / ドイツ)

ドイツの大学で映像を学ぶ
モンゴル人とイタリア人、ふたりの監督(の卵)が
卒業制作としてモンゴルで撮影したというドキュメンタリーです。

ゴビ砂漠で多くの家畜と遊牧生活をする、とある四世代家族。

彼らがともに暮らすらくだのうちの一頭が
難産の末にようやく、かわいらしい白い子らくだを産むのですが
その後、母らくだは育児放棄といいますか
お乳を与えるのを嫌がり続けるんですね。

なぜでしょう、難産による苦痛の記憶が影響するのでしょうか?

母らくだの心をいやすべくおこなわれるのが
馬頭琴の演奏と歌声を聞かせる、モンゴルの伝統的な儀式。
歌詞もメロディも、非常にシンプルながら
これが風景と呼応するようで実に美しいのです。

母らくだは子らくだにお乳を与えられるようになるでしょうか …

さて、日本人同様、喫茶習慣のあるモンゴルの人々。

(モンゴルのお茶の特徴は
 『白い馬の季節』 という映画の記事 で簡単に触れましたので
 興味のあるかたはぜひそちらで …)

やはり、といいますか、この作品のなかでも
仕事が一段落しては飲み、遠出した家族の帰りを迎えては飲み
はたまた来客をもてなすのに飲み、と
一家でお茶をするシーンが折々に登場しました。

さらに、今回、喫茶の様子以上に興味深かったのが
おばあちゃんがゲル(移動式テント)のドアの外に出て
器のなかの白い飲みものを
(これはミルクティーか、あるいは単に家畜の乳かもしれません)
スプーンですくって地面に振りまくようなシーン。

ナレーション等で具体的な説明は付されないものの
大地にささげたものを、直会(なおらい)として
その後に自分たちもいただく、という類のものでしょう。
恵みに感謝する日々の儀式かと思われますが、印象的でした。
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  • 2016.03.31 Thursday 14:59

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