トップページ > ブログ「お茶まわり」

 
CALENDAR
SMTWTFS
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>
ARCHIVES
PROFILE
MOBILE
qrcode
SEARCH
  • スポンサーサイト
  • 2016.03.31 Thursday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • - | -


芸術新潮
芸術新潮
2012年 7月号
(新潮社)

さきごろ発売となった 『芸術新潮』 最新号に

「初公開! 利休最後の直筆茶会記」

という驚きの記事が。
 

「茶会記」 というのは
日時や場所、道具組みや懐石の献立などといった
茶事の内容を書き留めた記録のこと。
茶をする者にとって、自分のための大切な覚書です。

紀州徳川家に伝わり、その存在が知られてはいたものの
昭和のはじめに売り立てに出されてから
長らくその行方がわからなかった、という
利休自筆の、幻の会記が写真とともに紹介されています。

記事によれば、これは
1591(天正19)年閏正月11日から24日にかけての
6回分の茶会が手控え的に簡潔に記録されたもの、とのこと。
利休が亡くなったのは、同じ年の2月28日のことですから
まさに最晩年の会記となります。

利休が好んだといわれる 「くろちゃわん」 、つまり
長次郎の黒の樂茶碗がよく登場している一方で
茶事によっては 「信楽の水指や瀬戸物など、
当時流行のもの」 も用いていた、といった
かなり気になる話題も。

写真をふくめ、4ページにまとめられた小さな記事ですが
この会記を手に入れた木村宗慎さんと
利休とゆかりのある樂家当代の樂吉左衛門さんの対話から
孤高の茶人として神聖化して語られがちな利休の
生身の姿が立ち上がってくるようなゾクゾク感があって。
非常に刺激的な内容となっています。
  • - | -

  • スポンサーサイト
  • 2016.03.31 Thursday 14:02

  • - | -