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ムッソリーニとお茶を (ユニバーサル・セレクション2008年第7弾) 【初回生産限定】
ムッソリーニとお茶を
監督:フランコ・ゼフィレッリ (1998 / イタリア)

舞台は、1935年から第二次大戦下にかけてのイタリア。
激しく露骨に戦闘のシーンを描くことなく戦争の意味を問いかけ
しかも、温かな気持ちになれる作品です。

迫りくる大戦で敵国民とみなされることとなる英米の女性たちと
在伊英国人の私生児である孤独な少年・ルカ。
そのふれあいが、イタリアのファシズムを背景に描かれます。

あるきっかけで、ルカの面倒をみることになったのは 
メアリーと、その友人ら英国貴婦人グループ。
ルネサンス芸術や、シェイクスピア文学を通じて 
彼女らから“愛”の素晴らしさを教えられたルカですが 
時流を察知した実の父親により、オーストリアに留学することに。

5年後、イタリアに帰国したルカが目の当たりにしたのは 
メアリーたちや、ひそかに慕うアメリカ人女性・エルサへの 
外国人排斥の波と、日ごとに激化する戦況でした。

しかし、そんな状況下でも女性たちのエネルギーは素晴らしい。
英国貴婦人、と書けば、なんとも美しい響きですが 
要するに、初老の“おばあちゃま”がた。

クセ者ぞろいで、“サソリ”と揶揄されたりする彼女たちですが 
目の前に、大戦という非情な運命が立ちはだかっていようが 
日々アフタヌーン・ティーを愛し、芸術を愛で 
自分の欲する生き方を貫かんとする姿勢の、希望に満ちたこと。

こういう作品が、廃盤になることなく 
いつでも手軽にレンタルできる世の中であってほしいものです。

ところで、タイトルの 『ムッソリーニとお茶を』 ですが。

英国貴婦人のひとり、大使未亡人のレディ・レスターが
外国人排斥に抗議すべく、ムッソリーニに会いにいった際 
英国式のお茶でもてなされるシーンがあります。
そこからとったものでしょう。

英国式のもてなしを受けた、ということが、彼女にとっては 
ムッソリーニから庇護を約束されたことと同義なんですね。
この信用は、のちに裏切られることとなるわけですが 
英国人にとってのお茶の意味を知るうえでも、興味深いシーンです。
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  • 2016.03.31 Thursday 15:11

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