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パリからの紅茶の話
パリからの紅茶の話
戸塚 真弓
(中央公論新社)

幼いころから掛川と静岡のお茶を飲んで育ったという
静岡県浜松生まれのエッセイスト、戸塚真弓さん。

コーヒーとワインを愛するフランスの地に、30年。
残念ながらまだ 「お茶がほんとうに好きで
お茶に詳しいフランス人に会ったことがない」 そうです。

たしかにフランスは、緑茶の輸入量も少ないですね。
お茶を日常的に飲む人自体が少ないと聞きます。

お茶の風味は軟水のほうが抽出されやすいですから
硬水カルキ が強すぎるという水道水の質も 
現代における不人気の一因だったりするのでしょうか?

著者によれば、コーヒー、紅茶ともに17世紀の初めには
オランダからフランスへ伝えられていたそうですが
17世紀末までに急速に普及したのはコーヒーだったとか。

「フランス料理という濃厚な食事の後の飲み物となると、
お茶では物足りない」 との指摘どおり
食文化との相性も紅茶普及の弊害となったことでしょうね。
さて、そのほかにはどんな歴史背景があったのでしょう …

著者の現地での体験をベースに
エッセイという読みやすい体裁をとりながらも
フランスにおけるお茶の受容の歴史を通じて
日本とヨーロッパの外交史をも垣間見せてくれる好著です。
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  • 2016.03.31 Thursday 13:11

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