トップページ > ブログ「お茶まわり」

 
CALENDAR
SMTWTFS
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< August 2007 >>
ARCHIVES
PROFILE
MOBILE
qrcode
SEARCH
  • スポンサーサイト
  • 2016.03.31 Thursday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • - | -


200708171534000.jpg
豆富本舗(京都)製  「福わらひ」

「小町五色豆」が有名な、豆富(まめとみ)さん。

これは、そら豆に砂糖の衣がかかったお菓子です。
袋の封をあければ、ふわっと、生姜の香り。

かみしめると、そら豆独特のクセの強い旨みが出てきて 
黒胡麻のアクセントも、いい感じ。
なかなか、あとを引くおいしさで。

今日は、抹茶入玄米茶 とともにいただきました。
ほうじ茶 も、とても相性がよさそうです。
  • - | -


このところ、いくつかの大手飲料メーカーが 
既存商品に比べ、味や価格がワンランク上のPET緑茶を 
たて続けに発表しています。

昨年あたりから、PET緑茶人気も、ひと段落。
そのため、原料余りもささやかれています。
高級志向商品の投入は、顧客回復へのテコ入れでしょうか。

そういえば、飲料総研(東京)調べでは 
ミネラルウォーターの出荷が伸びているとか。
今年1〜6月の出荷量は、前年同期比17%増とのこと。

で、その、プレミアム緑茶ブーム(?)ですが 
PET緑茶が、今までより味わい深くなり 
飲んでお茶のよさを見直してくれる人が増えれば 
それはそれで、嬉しいことです。

ただそれでも、やっぱりだんだん飽き足らなくなって 
顆粒茶 、そしてリーフ茶に目を向けていただければ 
ますます、嬉しいのですけれど。
  • - | -


100g 1,000円売(通販価格900円)の特上煎茶「百福」。
ももふく、と読みます。

今夏、原料のさらなるグレードアップにともない 
名称を、こう変更しました。

百福荘厳(ひゃくふくしょうごん)という仏語があります。
辞書的な意味では 
「百の福徳によって飾られた仏の三十二相。
 一つ一つが百の福徳を積んだ結果であることからいう。」
(大辞泉より引用)とのことです。

ただ、読みは、「ひゃく」ではなく「もも」としました。
他の茶銘についてもなるべく、今冬にかけてのリニューアルで 
響きのうつくしい、訓読みで統一する予定です。

まるたまの煎茶が、みなさまにとって 
至福の一服、至福のひとときでありますように。
  • - | -


本日(8月30日)の 朝日新聞 朝刊・生活面に 
ちょうど、浄水器についての記事がありました。

「カルキ臭やかび臭対策なら
 活性炭を使ったシンプルで経済的なもので十分だ。
 10年前の国民生活センターのテストでも、
 蛇口直結の数千円の商品で
 9割以上のカルキ臭がとれた。」

とのこと。
お茶をおいしく淹れるための水ならば 
あまり付加価値のついた高価な浄水器でなくても 
よさそうです。

なお、もうひとつ、たいせつなことを。

「毎朝、30秒〜1分の『捨て水』が要る。
 夜間にカートリッジ内に雑菌が繁殖するからだ。
 旅行などで長期間留守にした際は念入りに。
 打ち水や植木に使ってはどうだろう。」

浄水器を通さない水道水でも、これは鉄則ですね。
  • - | -


先日ご紹介した“2〜3分、沸騰状態を続ける”以外にも 
水道水のカルキ臭を抜く手だてはあります。

わが家では、てっとり早く、浄水器を使っています。
ただ、浄水器を通した水であっても、念のため 
いったん沸騰させてから、適温に冷まして淹れています。

また、ひと晩(4〜5時間)、汲み置きしておいても 
カルキのにおいは気にならなくなります。
煮沸消毒した、きれいな備長炭をつけておくと 
より、おいしい水になりますよ。
  • - | -


抹茶が入った玄米茶をおすすめします。

深炒り玄米の香ばしさ、中蒸し煎茶のトロリ感に 
抹茶の旨苦みが加わった、“濃いめ”の仕立て。

甘みは少ないもののカテキン豊富な「二番茶葉」を使用した 
並級の抹茶入玄米茶「乙御前」なら、リーズナブル。
100gあたりの直販価格は、300円(税込)です。

ペットボトル茶の濃さ、渋さに慣れているかたには 
リーフ入門編として、煎茶よりもスッと馴染みやすいのでは。

  • - | -


200708270904000.jpg
月世界本舗(富山)製 「月世界」

きょうは皆既月食だとか。
そして、満月。
雲間から、すこしだけでも見られるといいのですが。

さて、この「月世界」。

和三盆と卵(卵白かな?)、寒天のみでつくられた 
かりかりっとしたお菓子です。
「あわゆき」が干菓子になった感じ、とでもいいましょうか。

味や触感の繊細さにくわえ、極度に湿気に弱いところも 
はかない月影になぞらえられる所以かもしれません。
  • - | -


養生訓―全現代語訳 (講談社学術文庫 (577))
養生訓―全現代語訳 (講談社学術文庫 (577))
貝原 益軒

貝原益軒といえば、江戸時代の儒学者。
じつは、彼の「養生訓」のなかに、お茶に関する記述も。

“眠気がとれる” “長く飲むと痩せてあぶらをもらす”など 
さまざまな利点を説く一方で 
“一度に多くを飲んではいけない”と 
習慣性の高い嗜好品である、お茶の多飲をいさめています。

お茶には、カテキンやテアニンなどの成分が含まれるため 
現代の健康志向にマッチし、注目もされていますが 
玉露や上煎茶にはとくに、カフェインも多く含まれます。

だから、ほどほどに、バランスよく。
口にふくみ、おいしさを実感できる、からだと心持ちで 
ゆったりと、お茶を楽しんでください。
私たち茶商にとっては、それが、何よりうれしいことです。
  • - | -


「天下取りへの道 戦国の武将たち」展
於・徳川美術館(愛知・名古屋)
2007年7月21日(土)〜9月2日(日)

信長・秀吉・家康のゆかりの品や、戦いの足跡を通じて 
彼らの活躍をたどる企画展です。

このところ、先日ご紹介した「へうげもの」を読んでいるからか 
武具ひとつ、茶壷ひとつ、手紙ひとつをとっても 
生身の人間、男性としての彼らに触れる想いで 
より、楽しく拝見できました。

常設展示も、ぜひ、ゆっくりと。
尾張徳川家伝来の遺品・名品たちが待っていてくれます。
  • - | -


へうげもの 5服 (5) (モーニングKC)
へうげもの 5服
山田 芳裕
(モーニングKC)

楽しみにしていた続編が、ようやく発売です。
主人公は、茶人で戦国武将の古田織部。

戦国もののお話といえば、ギラギラした立身出世欲。 
それに加え、数寄者たちの、ぶっちゃけ、物欲のすごさ。
人間・織部が、とても魅力的なんです。

茶の湯って、男の世界だなぁ、やっぱり。
  • - | -

<<new | 1 / 4pages | old>>