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大型連休は旅行、というかたも多いことでしょう。
先週25日の 朝日新聞 土曜版に
「海外旅行に持参して役立ったもの」
というランキングが掲載されていました。
朝日新聞の会員制サービス 「アスパラクラブ」 の
ホームページ上で実施したアンケート結果だそうですが
これが意外な盲点をついていて、面白かったです。
海外旅行をご予定なら、参考になるのでは。
ちなみに、上位はというと。
「スリッパ」 「ウエットティッシュ」 「折りたたみ傘」
「洗濯ロープ」 「日本茶」 「貴重品入れ」
「目覚まし時計」 「梅干し」 「ひげそり」 …
嬉しいことに、「日本茶」 が5位に入っています。
なぜでしょう、たしかに短期の旅であっても恋しくなります。
日本国内の宿泊施設ならば、各部屋に
お茶のサービスがあるのが定番になっていますから
海外では余計に物足りなさを感じるのかもしれません。
その日本茶、海外でも徐々に広まりつつあります。
ただし、とくにペットボトルなどの茶飲料は
現地の人の好みに合わせ、甘みを加えたりしてあるものも。
そうしたギャップを楽しむのも旅の醍醐味ですけれども
やはり、慣れた味が恋しくなる瞬間も …
私はちなみに、国内の小旅行や出張のときにも
弊社の 「一煎茶」 など、顆粒のお茶を持っていきます。
あと、行き先によっては、干菓子やチョコレートなど
かさばらない小粒のお菓子をほんの少し、小箱に入れて。
初めて訪れる宿が、残念ながらちょっと味気ないときでも
これで随分と心身がほぐれます。
「極上煎茶 蓬莱(ほうらい)」 に引き続き
本日より、数量限定の 特選新茶 第2弾
「極上新茶 常磐(ときわ)」 のお届けを開始いたします。
今年の 「常磐」 も、茶師も満足する上々の仕上がり。
新茶独特の、さわやかな青葉らしい香味
いわゆる “みる芽香” が、後味に深い余韻を残します。
お茶の木の、たくましいいのちをいただいている実感!
ぜひ味わっていただきたい、この季節だけのおいしさです。
「常磐」 のみ、あるいは 「常磐」 と 「蓬莱」 をあわせて
昨日までにご予約いただいているお客様へは
ご予約順に、本日と明日ですべての発送手続きを行います。
(ギフトの贈り先様へも同様です)
ただし、お支払い方法で 「前払」 をご選択のお客様へは
ご入金確認後の発送となります。
また、「玉響(たまゆら)」 や 「千歳(ちとせ)」 とあわせて
ご自宅用にご予約の場合、とくにご指定がない限り
すべての商品がそろったところで一括発送いたします。
もうしばらくお待ちくださいませ。
話題の 「定額給付金」 支給にあわせて
多くの自治体が発売を開始、もしくは検討しているという
お得な “プレミアムつき商品券” 。
皆さまのお住まいの地域はいかがでしょうか?
ここ藤枝市でも発売されることになりました。
10,000円で11,500円分が使えるとあって魅力です。
お近くのかた、詳しくは 藤枝市役所HP をご参照ください。
ちなみに藤枝市の場合、約400店が参加していて
なかには、普段の割引感が薄いコンビニエンスストアのほか
書店、タクシー会社なんかも含まれるのが嬉しいです。
なお、卸商である弊社は小売の実店舗をもたないため
残念ながら、この商品券をご利用いただけませんが …
弊社の 「緑茶割り用 顆粒茶」 をご愛用いただいている
「串のはや川」 様、「酒彩厨房 玄」 様も参加しています。
ぜひ商品券片手に、おいしい料理と “静岡割り” に会いに
足を運んでみてくださいね。
『創立250周年記念 ウェッジウッド
― ヨーロッパ陶磁器デザインの歴史 ―』
於・静岡アートギャラリー (静岡)
2009年4月11日(土)〜6月21日(日)
※ このあと 山口県立萩美術館・浦上記念館 に巡回します。
磁器や陶器とも異なる、独自のせっ器 「ジャスパー」 。
王妃に愛用され、“クイーンズ・ウェア” の呼称を許された
乳白色のつややかな陶器 「クリーム・ウェア」 。
それらを開発した “英国陶工の父” “女王陛下の陶工” こと
ジョサイア・ウェッジウッド1世が
1759年、29歳のときに最初の工房を開いてから
今年でちょうど250年が経つのだそうです。
これを記念して、年数に合わせたのか(?)
約250点の名品で、その歴史を概観できる巡回展が
現在は静岡市で開催中です。
18世紀後半、草創期の壺や器、メダイヨンから
現代の外部デザイナーとのコラボレーション作品まで …
優美なものや、モダンで見るからに機能的なものなど
同一ブランドで、かくもさまざまな作風が展開されることに
あらためて驚きを覚えつつ、拝見しました。
* * *
今回、私がとくに興味を惹かれたのは
「ジャスパー」 や 「クリーム・ウェア」 の試験片の数々。
工房初期のころ、器の素地や釉薬を完成させるため
またヴァリエーションを広げるために
小さなチップを何度も何度も焼成し、実験したのでしょう。
近くには、化学容器や高温測定計、乳鉢などの道具も。
ジョサイアが手にし、実験に用いたものでしょうか。
なんとも無心に美しい、使いこまれた古び。
貴石のような、色とりどりの器たちと同じ空間にありながら
不思議なくらい異彩を放っていました。
ドイツ・マイセンの硬質磁器づくりに貢献した
錬金術師(れんきんじゅつし)のベトガー しかり。
当時の西洋社会における器の開発が
科学者によって支えられていたことを再確認できる
とても面白いコーナーとなっています。
* * *
そして、もうひとつ。
近年、日本の陶芸家・中村卓夫氏との共同で
“茶道” “華道” “書道” 3つのコンセプトで制作された
「ジャパネスク」 シリーズも必見です。
ウェッジウッド伝統の、ブルーやグリーンの 「ジャスパー」 に
手描きの金彩が優雅に溶けあった、このシリーズ。
鋳型で成形された、大量生産が可能な器でありながら
手作業で彫りこんだかのような、変化に富む曲面や線に
思わず指や掌をはわせたくなります。
今までの洋の器にはなかったであろう、造形。
“和漢の” ならぬ “和洋の境をまぎらかす” 作品が
伝統ある窯から発信されることに
ウェッジウッドというブランドの自信と底力を感じます。
250年にわたって蓄積された技術と、独特の美意識が
このご時勢であっても、たやすく失われないことを
ただただ祈るばかりです。
昨日 の記事の、カフェインの特性についての補足です。
(朝日新聞 「食の健康学」 4月13日付夕刊掲載分
「コーヒー 2」 参照)
カフェインの覚醒作用は、もちろんデメリットばかりでなく
受験勉強や、仕事の追いこみなど
シャキッとしたいときの助けになってくれます。
また、コーヒーやお茶類は、その成分のはたらきに加え
独特の芳香も、すっきり感を与えてくれるように感じますね。
カフェインの面白い使いかたが 「昼寝の直前」 にのむ方法。
寝起きがスキッとするそうですよ。
ポイントとしては、コーヒーなどを飲んだらすぐに昼寝に入り
効果が出る 「30分後」 に目覚めることだといいます。
というのも、「カフェインの目覚まし効果は、
体内に入ってからゆっくりと高まり、
30分後にピークを迎える」 からだとか。
飲んで即、横になれば、安眠を妨げられないんですね。
短い昼寝は、いいリフレッシュになるといいますから
来たる 新茶 シーズン、休憩時間に
私も濃いめの 抹茶 で試してみようと思っています。