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  • 2016.03.31 Thursday

一定期間更新がないため広告を表示しています

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今年の天候不順には、ほんとうに気をもみましたが
掛川市北部の冷涼な山間地でも、ようやく
柔和な “みる芽” の摘みとりを開始できるまでになりました。

大変お待たせいたしました。

例年にくらべるとスタートが1週間ほど遅れてしまいましたが
さいわい、弊社の新茶葉の品質には問題なく
今年も無事、こだわりの商品をお届けできます。

まずは、数量限定の 特選新茶 のなかで
いちばんの上級品かつ、いちばんの初物でもある “大走り” 
極上新茶 蓬莱(ほうらい)」 の発送を開始いたします。

4月28日(水)までに
この商品のみご予約をいただいているお客さまへは 
本日中にすべての発送手続きを行いますので
近県でしたら明日にはお届けできます。
(ギフトの贈り先へも同様です)

ただし、お支払い方法で 「前払」 をご選択のお客さまへは
ご入金確認後の発送となります。

また、ご自宅用に、他の銘柄の新茶とあわせてご予約の場合
すべての商品がそろい次第、一括でお届けいたします。
もうしばらくお待ちくださいませ。

なお、上記 「蓬莱」 は予約完売となっております。
あしからずご了承ください。

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花王株式会社 ヒューマンヘルスケア研究センターが

メタボと予備軍の人を対象に、
 歩行運動への高濃度茶カテキンの効果を検証


と題して先日発表したニュースリリースに
茶カテキン関連の、うれしい報告が載っています。

これによりますと
メタボリックシンドロームとその予備軍の被験者が
1日あたりの歩行運動を1,000歩増やした場合
3ヵ月後の体重変化は …

歩行運動のみの対象群は 「約−1.4kg」 の体重減少

なのに対し

高濃度茶カテキン含有飲料を
歩行運動に加え継続摂取した対象群は 「−1.9kg」 で
「体重減少の効果が約1.3倍に増加」 する!

という検証結果が出たそうです。

加えて、データで面白いなと思ったのは
高濃度茶カテキン摂取群では
「善玉(HDL)コレステロール値が増加傾向にあ」 るという点。

茶カテキンの潜在能力に、また驚かされました。

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ゴールデンウィーク期間中の営業は
以下のとおりとなります。

● 4月29日(木・祝) 〜 5月3日(月・祝)
      … 通常どおり営業いたします

● 5月4日(火・祝) 〜 5日(水・祝)
      … 2連休とさせていただきます


4月29日〜5月3日につきましては
新茶シーズンにつき、週末も含め営業いたします。
また、定番商品の発送業務も通常どおりいたします。

(商品は、ご注文から3営業日以内に発送いたします)

なお、5月4〜5日の連休中は
インターネット・ファックスでのご注文・ご予約
および、お問い合わせは受け付けておりますが
商品の発送ならびに返答は
6日(木)以降の対応とさせていただきます。

お客さまには大変ご不便をおかけいたしますが 
ご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
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特上新茶 玉響(たまゆら)」 が予定数に達しましたので
該当商品のご予約受付を終了させていただきます。

本年度産の、手摘みの特選新茶につきましては
これにてすべて完売でございます。

天候不順による新芽の伸びの遅れが心配されたなか
多くのお客さまに早々にご予約を頂戴し
スタッフ一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
誠にありがとうございました。

なお、手鋏(てばさみ)摘みの
上新茶 千歳(ちとせ)」 につきましては
現在のところ、まだ残数に若干の余裕がございます。
ただ、こちらも早い段階での完売が予想されますので
ご購入予定のお客さまは、お早めにどうぞ。

くわしくは、特選新茶 商品一覧 をご覧ください。

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極上新茶 蓬莱(ほうらい)」 および
極上新茶 常磐(ときわ)」 が予定数に達しましたので
該当商品のご予約受付を終了させていただきます。

早々のご予約、誠にありがとうございました。

なお、数量限定品の他の銘柄につきましては
まだ若干の残数がございます。
ご購入予定のお客さまは、お早めにどうぞ。

くわしくは、特選新茶 商品一覧 をご覧ください。

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静岡県内各地の茶市場で
いよいよ、待ちに待った初取引が行われ出しました。

掛川茶市場では、昨日25日が初取引でした。
地元藤枝では、あさっての28日にスタートします。

今年は、天候不順の影響により
例年とくらべ1週間〜10日程度の遅れとなっていますが
さいわい、お茶の品質に影響はないもようです。
ご安心くださいませ。

昨日から本日にかけての爽快な好天で
冷涼な山間地の新芽も、いきいきと伸びはじめました。

弊社の 特選新茶 につきましても
今週末には発送を始められる予定となっております。
いましばらくお待ちくださいませ。

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茶馬古道の旅
茶馬古道の旅 中国のティーロードを訪ねて
竹田 武史
(淡交社)

中国雲南省とチベットを結ぶ 茶馬古道(ちゃばこどう) は
実にけわしい山間の交易路。

切り立った山々に、幾筋もの大河 …
いにしえより、生命の危険すらある厳しい道なき道を
「ときには半年近くの時をかけて」 キャラバンが運んだのは
主に、中国雲南省産のお茶でした。

なぜ、厳しい道のりをお茶は運ばれたのか …

そんな素朴ともいえる疑問を
著者がのべ7ヵ月をかけ、現地の人々と寝起きをともにし
お茶を飲み語らいながらひもといていく旅の記録です。

なかでも、茶樹のルーツ地帯と目される
雲南省の西双版納(シーサンパンナ)での
「衰えを知らない不思議な生命力」 をもつ
野生の大茶樹との出会いのくだりには、私も胸が高鳴りました。

「古代に生きた人々が野生の茶の木に抱いた畏敬の思いは
 ことさら大きかったにちがいない。
 そして、儚く小さな存在である人間は、
 その一部を自らの体内に取り込むことで
 永遠の生命を入れようと考えたのではなかったか ……」

お茶の、いのちをいただいている。
茶商の私も日ごろつい忘れがちな、しかし圧倒的な事実を
新茶の始まるこのタイミングで思い出させてもらいました。
感謝!

行く先々で撮影された写真の
人々の表情にも、幾度となくどきどきさせられ。

お茶の製造法も、喫しかたも違う異国だけれど
一服のお茶を介して、みんなたしかにつながっている。
そんなあたりまえのことに心打たれる一冊です。
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バーナード・リーチ
バーナード・リーチ 日本絵日記』 
柳 宗悦 訳   水尾 比呂志 補訳
(講談社学術文庫)

日本の民藝運動にも深いかかわりのある
イギリス人陶芸家、バーナード・リーチ。

1953(昭和28)年、19年ぶりに日本をおとずれ
1年10ヵ月ほど滞在しています。
その際の日記をまとめたのが、この本。

柳宗悦 ら、民藝運動の立役者たちとの交流からは
同じ志をもった仲間、というにとどまらず
それぞれの考えかたの相違も垣間みえて
民藝に興味のあるかたにはおすすめの一冊です。
お茶や茶器にまつわる記述も多いですね。

ただ、八方ふさがりに時勢が混迷している今だから
数年ぶりに再読してみたくなりました。

というのも、この日記には
風景も、衣食住も、さらには工芸のありかたにしても
生々しいほどに劇的な変貌をとげた戦後日本への
リーチの洞察がちりばめられているからです。

経済復興の一方で、日本人が置き忘れてしまった
美しいものごとを悼むまなざしといったら
なんと鋭いことでしょうか。

たとえば、ある邦画を観た日の日記の、こんな落胆。

「まさにアメリカの 「西部劇」 の悪趣味以外の何ものでもない。
 … (中略) …
 真の劇、真の演技らしいタッチもなければ、
 日本のほんとうの姿とはまるで無縁のものなのに、
 しかも観衆は約二千、満員で喝采なのだ。

 おお、戦後日本。
 この内面の敗北に、私はどうして目をつむっていられようか。
 影響を及ぼすものにとっても恥だし、
 及ぼされるものにとっても恥だ。」

「内面の敗北」 ということばに、どきりとします。

これが、日本が負った敗戦の真意、かもしれません。

戦後六十余年。
私たち日本人は、いまならばもっと冷静に
このときのリーチの切なる声を受け止められるのでは。

現代の海図のひとつになりうる本だと思います。
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201004201512000.jpg
はとや製菓(青森)製 「ラブリーパイ」

りんごの蜜漬けとカスタードクリームを
パイ生地で包んで焼き上げた、シンプルな一品です。

シナモンの香りを極力抑えめにしてあるから
りんごの香味が、より強調されます。

個包装の封をあけると、パイの表面がしっとりとしていて
このままでも充分に食べごたえがあるのですが
トースターですこし温めると、おもてなし向きにランプアップ。
表面はカリッと、中のりんごやクリームはとろりと。

青森土産の定番と聞きますが、これはあなどれない。
老若男女が大好きな味と思います。
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お茶のことのは ● 古茶(こちゃ)

  新茶が生産される時期以降に使われる言葉で、
  前年度産の茶に対していう。
  主に緑茶で使われる。ひね茶ともいう。
          ― 緑茶の事典 改訂3版(柴田書店)より  ―

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新茶 をお届けできるまで、あと少しです。

新茶というのは、厳密には
春から初夏にかけ、最初に伸びてきた新芽でつくられる
いわゆる “一番茶” のこと。

その “一番茶” のシーズンに突入した瞬間から
去年の煎茶は 「古茶」 とよばれるようになります。

昨今は、茶葉 の保存技術が進んでいますから
きちんと管理されたものであれば
1年経った煎茶であってもなかなかおいしいものですが
なんといっても、新茶の高い香りや色沢の美しさには
やはり太刀打ちできません。

ただし、玉露や抹茶については
摘んですぐのものよりも熟成品を好む傾向にあるため
古茶という概念はあまりないようですね。

ちなみに。

煎茶の世界でも、昔から 「青味返り」 といって
今の時分の古茶はなぜか
フレッシュな青みを取り戻す、という俗信があります。

実際には、茶葉の色沢が戻るということはありえません。

ただ、ひとくくりに古茶と片付けてしまうことへの
かつての生産者らの惜しい気持ちが
こんなことばをつくりだしたのかもしれません。

ひと摘み、ひと揉みにかけた気合いと愛情は
古茶であろうと新茶であろうと、変わりませんものね。

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