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  • 2016.03.31 Thursday

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200712050813000.jpg

手ぬぐいの世界、ずいぶんお洒落になりましたね。
老若男女にかかわらず、上手にとりいれるかたが増えました。

私も好きで、お店やなんかで新しい柄を見つけると 
つい、手が伸びてしまいます。
だって、なにかと使えるんですもの。

和の装いに、しっくりと合うのは、もちろんのこと。
野点(のだて)の籠に、茶道具とともに入れておくと便利です。
また、自宅でのティーパーティには、ナプキンやおしぼりの代わりに。
季節の柄を専用の額に入れれば、部屋の明るさが違ってきます。

ミュージアムグッズとして、オリジナルの手ぬぐいをつくる 
美術館や博物館も、ずいぶん増えた気がします。

写真いちばん手前の椿の柄は、先日 世田谷美術館 で購入。
北大路魯山人の「椿文鉢」からとったデザインだそうです。
奥から2つめの縞模様は、東京国立博物館 のもの。
東博の品ぞろえは、ちょっとすごいですよ。

       *   *   *  

ところで、島崎藤村の『千曲川のスケッチ』のなかに
「愛のしるし」という短文があります。

千曲川のスケッチ (新潮文庫)
千曲川のスケッチ
島崎 藤村

手ぬぐいが登場する、大好きな文なので、ここにご紹介します。
(新潮文庫より引用)

「飯山(いいやま=現在の長野県飯山市)で
 手拭が愛のしるしに用いられるという話を聞いた。
 縁を切るという場合には手拭を裂くという。
 だからこの辺の近在の女は皆な手拭を大切にして、
 落して置くことを嫌うとか。

 これは縁起が好いとか、悪いとかいう類(たぐい)の話に近い。
 でも優しい風俗だ。」
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普段づかいの、棗(なつめ)です。

棗は、薄茶器(うすちゃき)の一種です。
なかに抹茶を入れ、薄茶の点前で使います。
(濃茶の場合は、陶製の「茶入」が使われます)

名前の由来は、植物のナツメ。
近ごろは、ドライフルーツがよく売られていますね。
あの果実に、形状が似ていることから 
そう呼ばれるようになったといわれています。

一般に棗というと、黒漆を塗って蒔絵をほどこした 
重厚で優美なものが、茶席では多用されています。

ご自宅でカジュアルに、抹茶を点ててみたいなら 
ひとつめの棗として買い求めるには 
こういった、無地のものはいかがでしょうか。

季節を問わず、カジュアルにたっぷり使いこむのも 
愛着がわいて、また愉しいものですよ。
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いいと思う茶道具に出会い、自らのものにするのは愉快。

しかしながら、道具の価値にばかりとらわれては 
こころからお茶を堪能できなくなりそうで、怖くもあります。

だから、ときどきはずしてみます。
お茶漬け用の真っ白な駄鉢で、薄茶を点てたりして。
それも、また楽しからずや。

月心寺 の“庵主さん”、村瀬明道尼(むらせみょうどうに)が
吉兆創業者で、茶道にとても精通した粋人でもある 
故・湯木貞一(ゆきていいち)にいわれたこと。

「禅宗坊主は間違っても
 お茶になんぞこだわらんように頼みまっせ。
 坊主は道具がなければ丼鉢で、
 茶筅(ちゃせん)がなければ松葉を束ねてでも
 お茶を点てる気迫を持ってくださいよ。
 決して、高価な茶道具に憂身をやつしてはいかんのですよ」
 (青春出版社 『ある小さな禅寺の心満ちる料理のはなし』より)

さすがに、松葉の茶筅は試したことがありませんが。
俗人であっても、考えさせられることばでした。
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懐紙、といえば、茶道のお稽古の必需品ですが 
私はいつも、懐紙入れを持ち歩いています。

なかに入れる懐紙は、たいてい3種類。

まず、無地の懐紙。
茶会などのフォーマルな席では、亭主の趣向を尊重して
なるべく無地を用いるようにしています。
外食していて、ちょっと何かをこぼしちゃったときとか 
いざというときにも、案外、役に立ちます。

それから、絵柄がワンポイントだけ入った懐紙。
お稽古のときはいつも、このタイプで愉しんでいます。
絵柄は、花ならば、まさしく今、咲いているものではなく 
つぼみがふくらんできたかな、というものを選びます。
ほんものの美しさには、かないませんものね。
写真は、ボケちゃってすみません、白椿です。

そして最後は、全体に大きく地模様があしらわれたような 
ちょっと派手めの懐紙。
遊び感覚でとり入れるほか、折りたたんでポチ袋にしたり 
メモ紙として差し上げたりしても、好評です。

あと、懐紙入れには、ステンレスの楊枝(菓子切)と 
いつの季節でもOKな絵柄のポチ袋も、念のため入れています。

最近では、ミュージアムショップや和雑貨店などで 
手軽に、かわいらしい懐紙を手に入れやすくなりましたね。
普段づかいに、いかがでしょうか。
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200709181259000.jpg
仕事中に飲むお茶は、もっぱら、このうつわで。
白磁の、たしかに手に馴染む、そば猪口です。

携帯電話のカメラでは、質感が伝わりにくく残念ですが 
白磁とはいえ、うっすらとペールブルーがかった 
ニュアンスのある、あたたかな白のいろ。
お茶の水色を、ひき立ててくれます。
薄すぎず丈夫なのも、職場使用にはありがたいところです。

会津若松の陶芸家、五十嵐元次さん作。
日本民藝館 のミュージアムショップで買いました。

それにしても、そば猪口、汎用がききますね。
本来の用途のほか、飲み物も、日本茶はもとより 
コーヒー、紅茶、冷水まで、つつみこんでくれます。
ちなみに今日のお茶は、顆粒の 一煎茶 です。
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犀ノ音窯の小筒です。

直径6センチに満たない、ちいさなうつわ。
東京・九段下の、暮らしのうつわ 花田 にて買い求めました。
いまでは、わが家の“朝茶”に欠かせません。

煎茶ならではの瑞々しい香り、存分に堪能したいなら 
ぜひ、こんな、筒のかたちはいかがでしょう。

芳香を愉しめるのは、中国茶ばかりではないのです。
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