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  • 2016.03.31 Thursday

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いやはや、昨日は暑かったですね。
毎日新聞 の記事によると
全国で、熱中症とみられる症状で病院に搬送された人は
昨日だけで100名を超えたとか。

野外はもちろん、近年は直射日光のあたらない室内でも
高温多湿など一定の条件がそろうと
熱中症にかかってしまう可能性が指摘されています。
こまめな水分補給を心がけたいものですね。

さて、その水分補給。

よく、塩分を含むスポーツドリンクが推奨されていますが
私は個人的に、カロリーオフのものは甘味料の味が苦手。
通常のタイプのものを飲むことはありますが
味の濃さとカロリーが気になり、水で薄めています。

では、お茶類は、というと。

煎茶抹茶 、コーヒーなどに含まれるカフェインには
ご存じのとおり利尿作用があります。
むくみ解消には味方となってくれる作用ですが
熱中症予防の観点からは、残念ながら適していません。

ですから、夏場は飲む量も、濃さもほどほどに。
他の飲みものとのバランスを心がけてくださいね。

その点、ほうじ茶 には比較的カフェインが少ないため
盛夏にぐんと出番が増えます。
この時季だったら、お茶うけには塩分補給をかねて
せんべいや塩昆布、漬物もいいですね。

お茶そのものに塩けをプラスしてしまった 塩茶 などは
昔ながらの日本人の知恵という感じがします。

でもやはり、外出時に マイボトル で携帯するなら
麦茶 をはじめとするノンカフェインの茶外茶や
ミネラルウォーターなどをおすすめします。

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弊社の 特選新茶 、あるいは定番煎茶の上級品を
よりおいしく召し上がっていただくために。
低めの湯温」 はもちろん、「ゆっくり」 も大切なポイントです。

お茶の旨み成分である、テアニン などのアミノ酸は
茶葉からお湯に溶け出すペースが、じっくりと遅めなのです。
ですから、商品添付のカード等に記してございますとおり
あまり焦らず、ゆったり淹れることをおすすめしております。

ただ、待つのが大変、というかたも多いようですね。
砂時計の 1分計 や、キッチンタイマーなどで
正確に時間を計るのも、ひとつの方法です。
そのほかに、弊社でおすすめしているのが …

皆さまご存じ、童謡の 「茶摘」 を歌いながら待つ方法。 

♪ 夏も近づく 八十八夜 〜 野にも山にも若葉が茂る〜
  あれに見えるは茶摘みぢやないか〜
  あかねだすきに菅(すげ)の笠〜 ♪

いちど試しに、時計の秒針をみながら歌ってみてください。
あまり急がずに、ゆったりと口ずさんだ場合ですけれど
これがだいたい30秒前後になるんです。

蓬莱(ほうらい)」 などの、大走り の極上級ならば
1分30秒が目安ですから、この歌を3回。
その他の上級煎茶で1分が目安でしたら、2回。

こんな待ちかたも、楽しいものですよ。
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日本記念日協会 のサイトを見て、びっくり。
毎月17日は、17 → 「いな」 の語呂あわせで
「いなりの日」 なんですって。

バリエーション豊富で、手軽につまめるおいなりさんは
食事としてはもちろん、お茶うけ にもなりますね。
味に地域性が出るので、旅先で食べるのも楽しいですよ。

おいなりさんといえば、稲荷神社。
こちらは、豊川稲荷ご本殿前に鎮座するおきつねさん。
筋肉の量感もあらわ、野性的なにおいすらする像です。

200903081213001.jpg

やはり、お揚げに目がないんでしょうか。

       *   *   *  

ところで。

茶業界には古くから 「きつね葉」 ということばがあるんです。
弊社のベテラン茶師は 「きつねっぱ」 と言っています。
変わった表現。

由来には諸説あるようですが
おおむね、お茶の葉の変幻自在なさまを表現して
「お茶の葉は、きつね葉だね」 とたとえます。

同じ茶園の、同じ木からとれた生葉でも
製法ひとつで、煎茶にもほうじ茶にも、紅茶にも化ける。

さらに、同じように煎茶をつくったとしても
茶師の加工の腕ひとつで、味や見ために差が出てくる。

まるで、茶葉が化けたり、化かされたり。
古来、霊獣とされてきたきつねを引きあいに出すなんて
なかなかお洒落だと思いませんか?

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ひとつ前の記事 に関連して気になるのが
自分で淹れたお茶などの携帯用マイボトル。

使用済みのペットボトルを活用するかたもいらっしゃるでしょう。
ただ、それを何度も使い回すのは衛生的でありません。

ペットボトルを持ち歩くならば、きっと
じかに口をつけて飲むかたがほとんどだと思います。
そのボトルの口の、キャップとかみあう部分はとくに注意が必要で
細かい凹凸に入った汚れや雑菌は頑固。
スポンジと洗剤で洗うだけでは充分に落ちないようです。

かといって、とくにコールドドリンク用のボトルは耐熱性がないため
陶磁器のように煮沸消毒もできません。

また、最近のペットボトルは
エコロジーの観点から、とても薄手・軽量につくられていて
複数回使用に対しての耐久性を前提としていないはず。

なんといっても、健康のためです。
やはり弊社としましては
持ち歩き用に設計された水筒やボトルをおすすめします。

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先週末の 日本経済新聞 土曜版 「日経PLUS1」 巻頭に

「食材、いつまで利用する?」

と題して、期限切れや開封済みの食品に関する
各家庭での判断について
女性を対象にしたネット調査の結果が載っていました。
(マクロミル調べ、有効回答数1030)

なかでも興味深く読んだのが
開封した 「ペットボトルのお茶」 に関する2つのデータ。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  

● 「開封したが口はつけていないペットボトルのお茶、
  何日以内なら飲む?」

  1日でも過ぎたら飲まない … 97人
  1日以内 … 267人
  3日以内 … 324人
  5日以内 … 126人
  1週間以内 … 121人
  それ以上 … 95人


● 「口をつけて飲んだペットボトルのお茶、
  何日以内なら飲む?」

  1日でも過ぎたら飲まない … 297人
  1日以内 … 369人
  3日以内 … 253人
  5日以内 … 53人
  1週間以内 … 35人
  それ以上 … 23人

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  

栓を開けてからも、意外と長くとっておく家庭が多いようです。

安全性について、とくにご注意いただきたいのが
ボトルに 「口をつけて飲んだ」 場合。
紙面で、メーカーの伊藤園さんも注意をうながしているとおり
「その日のうちに飲み切」 ることが、大・大・大原則です。

お口の雑菌が、ボトルの口の部分にうつり
そこから繁殖しやすいのです。

ボトルのなかのお茶や、ボトル本体は
たしかに製造工程で殺菌処理されていますが
内部が無菌状態なのは、まだ密栓されているうち。
商品に記されている 「賞味期限」 も、未開封での目安です。

もったいないなと思っても、心を鬼にして
1日で飲みきれなかったものは処分するのが賢明ですよ。

また、ペットボトル茶の風味についていいますと
やはり栓を開けたときから、成分の劣化が始まります。
リーフから淹れたお茶を放置するのと同じように
とくに、カテキンが酸化すると
茶色みが強くなったり、苦みが増したりします。

飲食店での持ち越し使用には、安全性はもとより
味のムラができるという点でも充分な注意が必要です。
口をつけていなくても早めに使いきるのがよいでしょう。

なお、保存は必ず栓をして冷蔵庫に入れてくださいね。

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鉄欠乏性貧血の人が処方される、鉄剤(増血剤)。
この薬、かつては 「お茶でのまないように」 といわれました。

お茶に含まれる タンニン が鉄と結合すると
不溶性の化合物となって、吸収されにくくなるためです。
タンニンを含む紅茶やコーヒーなどでも同様です。

ところが近年、鉄剤から
「お茶でのまないように」 という注意書きが消えています。
どうしてでしょうか。

実は、処方される薬に含まれる鉄の量は
私たちの身体の必要量に比べると、非常に多いそうです。
お茶によって、鉄分吸収に多少のさまたげがあったとしても
実際上、治療の効果に大差がないことがわかってきました。

また、鉄のなかでも
動物性の食品に含まれる 「ヘム鉄」 という種類だと
タンニンと結合しないため、吸収されやすいとか。
これを配合したサプリメントもありますね。

でも、やはり気になる … というかたは
念のため、水や白湯でとるようにするとよいでしょう。
なお、日本茶のなかでも ほうじ茶
煎茶 と比べ、タンニンが少なめですよ。


※ 参考文献
  『お茶の力 ― 暮らしの中のお茶と健康』
  袴田 勝弘 編著 (化学工業日報社)
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久しぶりの 「茶殻の活用法」 です。
(活用法 回) 

今までにも書いたとおり、茶葉がもつ “消臭作用” は
家事を中心に、とても役立ってくれます。

朝日新聞 の土曜版に
近藤典子 さんの 「家事の花道」 というコーナーがあり
先週22日には 「土鍋の使い方」 が紹介されました。

そのなかに、茶殻のすぐれた活用法がひとつ。

土鍋はたいてい、きめの粗い陶器製ですから
においがつきやすいのだそうです。
ちゃんと洗ったはずなのに、残ってしまうにおいには
やはり、茶葉や茶殻が役に立つとか。

「たっぷりの水と一つかみの茶葉を入れ、
 10〜15分煮立てます。
 出がらしでもOKです。」

ちなみに、土鍋をはじめて使う際には
あらかじめ、おかゆを炊いたり
米のとぎ汁で煮沸したりするといいといわれます。
これらは、陶器の粗い肌にある細かな穴をふさぐための
“おばあちゃんの知恵袋” 的な方法です。

気に入って求めた土鍋を、長く愛用するために。
ふだんのケアはもちろんのこと
こうした前準備も、におい予防に有効となりましょう。
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サーチナ 連載、土屋祐子さんの 「至福の中国茶物語」 は
奥の深い中国茶の楽しみかたを親しみやすく伝えてくれる
魅力的なコラムです。

昨日アップされた記事が、また興味深い。

中国茶:グラスに輝く宝石たち 〜八宝茶〜

はっぽうちゃ、と読むそうです。
縁起のよい 「八」 の数字が、より滋養を増してくれそうな
とてもゴージャスなブレンド茶です。

「中国大陸の内陸、
 西北に位置する四川省や甘粛省から発祥したお茶で、
 一つまみの茶葉と氷砂糖、
 そして色とりどりの薬効のある乾物を入れて飲」 むとか。

この八宝茶ということばでインターネット検索してみたら
出るわ出るわ、かなりのヒット数でした。
中国茶の専門店のものや、個人のかたのオリジナルなど
いずれの写真も、目にも麗しい。

中医学の “食性(しょくせい)” の考えかたでは
緑茶は身体を冷やす性質の “寒性” とされています。
逆に、同じ葉からできるのに 紅茶は身体を温める とされますね。
冷え性のかたなど、上記のコラムの内容を参考にして
自分の体調や体質に合わせたオリジナルのお茶をつくるのも 
きっと楽しいことでしょう。

ちなみに、ひとつ前のブログ で触れた菊の花も
八宝茶のブレンド素材に用いられることがあるようですよ。
「目の疲れによいといわれる」 そうです。

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うだるような暑さが続きますね。

この時季、カフェなどでもよく供される “冷抹茶” 。
おいしく点てるには、ちょっとしたコツが要ります。

まずは、抹茶はなるべくおいしいものを選ぶこと。
あたり前のことと思われがちですが、これが非常に大切です。
温かい抹茶に比べ、舌の感覚が、甘みや旨みなどの風味を 
よりダイレクトに受けとりやすくなるからです。
弊社のものなら 「おもてなし用抹茶」 がおすすめです。

それから、あらかじめ茶碗を冷やしておくこと。
これも重要なポイントです。
抹茶は、用いる水の量が多くないため 
点てているあいだにぬるくなってしまうのを防ぎます。

ただ、もしも事前に冷やすのを忘れてしまったら 
水の分量を少なめに点てて、氷を浮かべるといいでしょう。

なお、冷抹茶の茶碗選びは、涼しげな見ためも大切。
浅いシルエットの 「平茶碗」 や、青磁など磁器製のもの。
またガラス製もいいですね。

以下に、冷抹茶のつくりかたを簡単に記しておきます。
 
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冷抹茶の点てかた

<1> 茶杓2杯(約2g、ティースプーン軽く1杯)の抹茶を
     事前に冷やしておいた茶碗に入れます。
<2> よく冷やしておいたミネラルウォーター(軟水)を 
     大さじ2杯程度だけ、茶碗に注ぎます。
<3> 茶筅(ちゃせん)で抹茶をよく練り、ダマをなくします。
<4> ミネラルウォーター60cc程度を茶碗に加えます。
<5> 茶筅でよく攪拌し、泡立てます。
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今日は七夕。
そしてもうひとつ、「ゆかたの日」 だとか。

残念ながら、静岡はじめじめとした雨。
今のままでは、星空は望めそうもありませんが …

それでも、お風呂あがりにゆかたを身につけ
窓辺で、雲のむこうにいるはずの織姫・彦星を思いながら
抹茶をいただく、なんて趣向を楽しみたいと思っています。

200807070851000.jpg

愛知県半田市、松華堂 製の、小さな小さな干菓子。
その名も 「星の雫」 です。
これが、今日の窓辺の主役になりそうです。

抹茶は茶殻が出ない飲み物。
急須も用いないから、イメージするより意外と面倒が少なく
適温のお湯がポットにあれば、サッと点てられます。
作法は気にせず、キッチンで茶筅をしゃぶしゃぶ振って点て
それを窓辺に運べばいいのです。

それでいて抹茶は、特別感を演出できる小道具でもあります。

日本の美しいこよみ、そのなかで気になる日を 
わが家での “抹茶の日” にするのはいかがでしょうか。
気軽に、生活のなかにとり入れてみてください。
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